本日の裏技 033

英語上級者の「いまさら聞けない」こと



come to do と learn to do と get to do の使い分け


  (0)どれも「~するようになる」と訳します。
     ちなみに、become to do は存在しません。
        He became to understand the meaning of “dōmo.”   [X]
        He came to understand the meaning of “dōmo.”     [〇]
         「彼はやがて『どうも』の意味を理解するようになった」


  (1)come to do
    ・ 理解や認識や感情を表すことばが to do によくなります。
      原則として非動作動詞(non-action verb)です。
      (例:understand, realize, know, feel, like, love, own, etc.)
    ・ come to be + [形容詞] は使わず、become + [形容詞] にします。
        He came to be happy.  [X]
        He became happy.     [〇]
    ・ 「やがて(成り行きで)~するようになった」「いつのまにか~していた」の意味です。
        I came to realize that he was cheating me.
        How did you come to know him?
        These people came to be called “otaku.”


  (2)learn to do
    ・ 研究・勉強・経験によって何かを学び・習得して、何かをするようになることを表します。
    ・ 「~できるようになった」というニュアンスです。
        He learned to swim. 「彼は泳げるようになった」


  (3)get to do
    ・ 「(求めていたものが)できるようになる」というニュアンスです。
    ・ 単に come to do の口語版として使われる場合もあります。
                         How did you get to know him? 
    ・ 動作動詞(action verb)のときにも使えますが「~できる」の意味になります。
                         I never got to go to college. (get to+動作動詞=can)


  (4)「~しなくなる」は come not to do ではなく stop doing で表します。
        He came not to find fault with everything others do.  [X]
        He stopped finding fault with everything others do.   [〇]
         「彼は人がすることになんでも文句を言うことをしなくなった」



  ※ 以上はあくまでも個人の見解・感想であり、学問的裏付けはありません。